だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

見たり聞いたり

そば か うどん か

2024年2月20日の『東京新聞』の「筆洗」欄にこんな記事が載っていた。 東京の荻窪駅近くの立ち食いそば屋に若い女性がひとり入ってきて、食券を店の人に渡すと「そばですかうどんですかと」聞かれ、大抵はここで客は「うどんでおねがいします」とか「そばで…

仕組まれた楽しみ

先日、お昼に天麩羅うどんを食べた。 なぜだか、朝から天麩羅うどんが食べたいと言う気持ちがもくもくと湧いてきたのである。もともとうどんも天麩羅も大好きなので、そういう気持ちが湧いてくることにふしぎはないのであるが、なぜいまなのかはちょっと分か…

おなかいっぱい

いま,わたしはお腹がいっぱいである。 どうしてかというと,きょうは身内でお祝いごとがあって,東京ディズニーランドのそばのホテル,ヒルトン東京ベイでランチ会があったのである。「ビュッフェ」というのかな,料理がたくさん並んでいて,そこにお客が行…

自給とネットワーク

『食べもの通信』という月刊誌がある(食べもの通信社発行,合同出版発売)。その2023年2月号に載っていた記事,平賀緑さんインタビュー 「食料不安 解決は地域に根ざすつながりから」 を読んだ。 そこに見つけた文を紹介したい。(平賀緑さんは,京都…

肉をハサミで切る

本日(2022年3月10日)の『東京新聞』朝刊にこんな記事を見つけた。 「生活雑貨メーカーのマーナが〈料理のハサミ〉を発売した」 「調理時に肉をハサミで切る人が多いことがわかり……刃先を細く薄くし、筋切りなど細かい作業をしやすくした」とのこと…

紙のマスコミ,動画のマスコミ

わたしが最近,webで読んだお話である。 ある大学の授業にゲストで呼ばれて出版企画の話をした出版社の人に,学生がした質問にこんなのがあったそうである。 「私は動画はめっちゃ見るんですが、紙は全然見ません。紙のマスコミって影響力あるんですか?」 h…

足湯ブーツってなんだ?

「足湯ブーツ」なるものの存在をご存知であろうか。 自宅で足湯ができるのである。それだけならば、まあお風呂場の洗面器にお湯を入れたり、湯船にお湯を張って、足をつければ、「自宅で足湯」はできないことはないのである。しかしこれのすごいところは、「…

塀のなか大木の根は外にあり

高級住宅街を通ると、だいたいは高い塀が続いている。だからして、歩いていてもずっと塀を眺めることになるので、あまり楽しくはない。まあその塀の上からは木々や花などが顔をのぞかせていることもあるが、人の目の高さには延々と塀しか見えない。 散歩はだ…

おあずけの新酒ようやく呑めにけり

東京都のコロナ禍による緊急事態宣言が解除された。そして、禁じられていた飲食店でのお酒の提供が、可能になった。 わたしは以前、「アルコールが消えた」というタイトルで、わたしがお昼を食べるためによく行く食堂でアルコールの提供がなくなった話を書い…

スマホ見て本は無けれど読書の秋

最近の絶滅危惧種の絶滅の原因はスマホであることが多い。携帯電話は最近はスマートフォンと呼ばれているが、名前の通り基本は「携帯可能な電話機」であるから、これが普及すれば、その他の電話機が駆逐されるのは当然、時間の問題である。 実際、公衆電話は…

見上げれば秋澄みにけり宇宙の果て

本日(2021年9月19日)の『東京新聞』朝刊「フロンティア発」欄に「宇宙線の起源は〈超新星残骸〉」という記事が載っていた。 わたしは、「宇宙線」というものは、地球の近くということでいえば、太陽から、そしてそれ以外にも、太陽よりも遥かに遠い…

新酒飲み本を開けば夜も更けて

前回、大阪の小さな書店、隆祥館書店の二村さんという書店主の紹介記事について書いた。 kwsk.hatenablog.jp その記事には、こんな、小さな書店の抱える問題についての記述もあったのである。 「ランク配本という制度があります。本は取次という卸会社から各…

秋の雨本屋に入ればいつか晴れ

本日の『東京新聞』朝刊の「あの人に迫る」に、大阪の書店主が登場していた。わたしは仕事が本に関係する者なので、これは読まなくてはと思い、読んだところ、なかなかよかった。わたしにとってかなり感動的な内容であった。 記事のタイトルはこうである。「…

雲が出てソーラパネルも昼寝かな

最近、「メガソーラー」と言う言葉がメディアによく出てきている気がする。大規模太陽光発電のことである。太陽光発電といえば、再生可能エネルギー(太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマスなど)であるからして、エスディジーズ=持続可能な開発目標(S…

コロナ禍に発酵食あり打ち水や

わたしは、きょう、人生で初めて「マグロ納豆」というものを食べた。 わたしは、発酵食品はだいたい好きなのである。ぬか漬けも、キムチも、味噌も、ヨーグルトも、チーズももちろん大好きである。日本酒もワインも好きであるがこれはちょっと違うのかな。と…

緑陰や連泊限定宿屋あり

わたしの知人に、民宿ではないような気がするのだが、宿を経営している人がいる。なんと言ったらいいのであろうか、別荘のような建物を一組の人の宿泊に提供しているのである。旅館経営と言っていいのかな。 もう何年も前から経営しているのであるが、最初は…

風呂敷でコロナ包んで暑気払い

わたしは、水をはじく、いわば防水機能のある風呂敷というものの存在を知って、風呂敷をよく使うようになったという話を、先日、書いた。 では、わたしが実際に使っている風呂敷とは、どんなものをどんなふうに使っているかということを書いておきたいと思う…

風呂敷が水をはじいて夕立や

わたしは、風呂敷が好きである。 わたしが子どもの時代には、身の回りでけっこう風呂敷が使われていたと思う。お客さんが来たときなども、手土産のお菓子は風呂敷に包まれていたように記憶している。布団を包むのも、大きな風呂敷だったような気がする。 そ…

想像のアファンの森や夏木立

わたしは、少し前に、コナラの苗木を買ってきたという話を書いた。 高さはまだ50センチメートルくらいの赤ちゃんである。でも葉っぱはしっかりコナラの葉っぱであると思う。成長をたのしみに、毎日のように見たり触れたりしている。が、もちろん一日でそん…

動く物皆生かされて万緑や

わたしは最近、植物のことを想っていることが多いのである。といっても、コロナ禍で出歩けなくて、わたしが植物になったような気がする、とかいうわけではない。 環境問題に関心が大いにあるということが大きな理由かも知れないとも思う。が、それは置いてお…

緊急事態宣言片かげり

わたしは、最近、電車に乗ってお出かけをして、数人の友人と会って、久しぶりに楽しいお話をする機会をもった。久しぶりのことで、なんだかとても元気をもらえたような気がしている。直接会って、表情をみながら会話することの大切さをしみじみと感じたので…

コロナ禍を離れる一夜夏芝居

わたしは、最近、芝居を見に行ってきた。満席だった。といっても、もちろんぎゅうぎゅう詰めというわけではなくて、三分の一くらいの席はもともと空けているようだった。 わたしが芝居を見に行くのはもちろんかなり久しぶりであったのだが、演じる役者さんも…

五月闇ぼくの好感度見失い

わたしが、最近見て面白かったテレビドラマの紹介をしたいと思う。 NHKの「今ここにある危機とぼくの好感度について」というドラマである。 本来ならば、まだ見ることができるようなときに紹介したかったのであるが、わたしが、うかうかちょろちょろしていて…

コロナ禍や結婚式は可ビール不可

わたしは、最近、結婚式に参列した。幸せな若者の姿を見るのはほんとに楽しいものである。料理も美味しかったし、よい一日を過ごせてよかったのである。 が、ところで、この結婚式、コロナ禍なので、なんとアルコールがなかったのである。わたしは、これまで…

梅雨入りの宣言なしに梅雨に入る

本日は雨がふらなかったが、このところの雨続きで、わたしは、もうすっかり梅雨に入ったものだとばかり思っていた。が、考えてみると、梅雨入り宣言を目や耳にした覚えがない。 ということは、まだ東京は梅雨入りしていないのだろうか。しかし、宣言があろう…

ベランダの細木私を夏山へ

わたしは、一昨日、昨日と、コナラやモミジの苗生を買ってきてベランダに置いたという話を書いた。 きょうは、わたしは昼間は出かけていたので、ベランダの木を眺めることができなかったのだが、帰宅してから、ちょっと暗くなってはいたが、ゆっくりとまたコ…

木を植える 生物多様性の日に

わたしは、本日、5月22日が「国際生物多様性の日」であることを、さきほど知った。 greenwave.undb.jp ところで、わたしは昨日のブログで、コナラなどの苗木を買ったことを書いた。で、その翌日が、「国際生物多様性の日」であったのである。何という偶然…

入梅や スマホで知るは 二十代

わたしは、前回のブログで、電車の中で新聞や雑誌を読む人がほとんどいなくなった話を書いたが、それはすなわち、このような傾向へ進む、ということであろうということで、 「広告の主役も、新聞、雑誌から、テレビへと移り、いまやテレビからネットへと移り…

西日差す 電車の中や スマホ照る

わたしもそうなのだが、ほんとうに、人は電車のなかで新聞を読まなくなってしまったようである。いや、電車のなかだけでなく、「新聞」というものを読まなくなっているのやも知れぬ。もちろん、週刊誌をはじめとする雑誌を、電車のなかで読んでいる人もほぼ…

万緑の 山を剥がして メガソーラー

わたしは、ボランティアで自然保護活動をしている。だから、環境問題には大いに関心を持っているのである。 で、電力のことに関していえば、わたしは、再生可能エネルギーによる発電が良いと考えている。 風力とか、太陽光とか、バイオマスとか、地熱発電な…