わたしは、最近、結婚式に参列した。幸せな若者の姿を見るのはほんとに楽しいものである。料理も美味しかったし、よい一日を過ごせてよかったのである。
が、ところで、この結婚式、コロナ禍なので、なんとアルコールがなかったのである。わたしは、これまで何度も結婚式に出席しているのであるが、お酒のない結婚式は、はじめての体験であった。こんな貴重な体験ができたのも、これもコロナのおかげというべきか。
わたしが、最初に「今度の結婚式は、アルコールはでないみたいだ」と聞いたときには、なんのことを言っているのか、とっさには理解できなかった。お酒のないお祝いの席って、信じられないというか、想像できないという感じであったのである。だって、お祝いの乾杯って、やっぱりビールであろう。
しかししかし、考えてみると、たしかにいま、東京だって緊急事態宣言がでていて、飲食店でのアルコールが禁じられているのではなかったか。そうなのであった。だからして、結婚式場においても、お酒の提供を自粛させられているというのは、まあない話ではないのであるのだ、と気がついた。残念だが、そういうことなのであった。なんということか。
