だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

幸せ

奥さん(にちがいない)が駅前のベンチに犬とたたずんでいる。そこに電車から降りてきた夫(にちがいない)が近寄る。それに気づいた奥さんが犬をつないでいたひもを放す。犬がしっぽを大振りしながら男に駆け寄る。抱き上げられた犬は大喜びで男をなめ回し…

『大澤真幸THINKING「0」5号』を読みはじめる

『大澤真幸THINKING「0」5号』を読みはじめる5号の特集は「脳はひとつの〈社会〉である」。対談の相手は,脳科学者の茂木健一郎。まだ対談の途中を読んでいるところだけれど,すでにとても面白い。「脳のなかの他者」の話が,こわいけれどそうかもしれない…

平本紀久雄『イワシの自然誌ー「海の米」の生存戦略』(中公新書、1996年7月)

平本紀久雄『イワシの自然誌ー「海の米」の生存戦略』(中公新書、1996年7月) 煮干しの原料となるカタクチイワシのことを調べたくて買い求めて読んだ。話のメインはマイワシであったが、求めていた片口イワシのこともちゃんと出ていたのでよかった。 実は、著…

橋本淳司『67億人の水――「争奪」から「持続可能」へ』 (日本経済新聞出版社,2010.5)を読んだ。 一読後の感想は、「ほー、水ってそんなに地球的規模では大きな問題になっていたのか」というおどろきでした。これは多分わたしだけでなく、日本に暮らしてい…

貪欲に生きたい

児童文学作家の中川李枝子さんが『朝日新聞』に連載している「人生の贈りもの」の2010年8月3日に、こんな文章があった。「私思うの、子どもの生命力って、何かおもしろいことを見つけることで、蓄えられていくのではないか。あれがおもしろい、これがおもし…