だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

動く物皆生かされて万緑や

わたしは最近、植物のことを想っていることが多いのである。といっても、コロナ禍で出歩けなくて、わたしが植物になったような気がする、とかいうわけではない。

環境問題に関心が大いにあるということが大きな理由かも知れないとも思う。が、それは置いておいても、とにかく植物がいなければ、人間というか、動物は生きていけないのだから、みんなもっと植物に感謝しようよと声を大にして言いたいのである。生物が生きるための、食べるものを生み出せるのは植物だけなのだ。

植物は、なんと太陽の光から生物が生きていくのになくてはならない炭水化物を創り出せるのである。光合成という働きである。こんなことは動物にはできない。だから、動物は植物を食べることによってしか生きられない。肉食の動物であっても、その動物が食べている動物が、植物なしでは生きていけないのであるから、間接的にやっぱり植物なしには生きてゆけないのである。

 

f:id:foldingkayak:20210615205659j:plain

 

地球の歴史を見てみても、46億年前に地球ができ、やがて、おそらく海の底に微生物が命として発生した後、まずは植物がうまれた。そしてその後、動物が生まれたにちがいない。そして海から陸上に進出するときも、まずは植物が上陸して、繁茂して、動物が住める環境を作ってくれたあとに、ようやく動物が陸上に上がってきたと考えられているのである。そう、人間がいまこうして生きているのは、みんな植物が地球を、動物が住める環境に変えてくれたおかげなのである。

それなのにそれなのに、いまや動物というか、動物のなかのただの一種である人間は、その恩人である植物をどんどん切り倒したり、焼き払っているというではないか。

それはちょっとまずいのではないだろうかと思うのである。だから、みんなもうちょっと、植物のことを想おうよ、とそんなわけで、わたしは叫びたいのである。もっともっと自然を大事にしようよ。

 

f:id:foldingkayak:20210616004702j:plain

 

「動く物皆生かされて万緑や」

「青芝や酸素茫々生み出して」

「万緑を思えば生きる思い湧き」

「新緑や光合成に精を出し」

「草茂る山川草木人もいて」

「トマト食べ太陽と水空気土」

「緑陰に深呼吸してすがすがし」

「山にいて青葉の先に酸素かな」

「植物は動物の生のもとなり」

「雨降りて木々茂るかな生命の樹

「夏の山青々として上を向く」

「植物を思わざる無し草いきれ

「植物を想えとバナナが命じた」

「動かずに茂るは動く植物や」

 

今週のお題「575」

 

 

kwsk.hatenablog.jp

 

 

kwsk.hatenablog.jp