だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

考えてみた

そば か うどん か

2024年2月20日の『東京新聞』の「筆洗」欄にこんな記事が載っていた。 東京の荻窪駅近くの立ち食いそば屋に若い女性がひとり入ってきて、食券を店の人に渡すと「そばですかうどんですかと」聞かれ、大抵はここで客は「うどんでおねがいします」とか「そばで…

『自然農という生きかた』

今週のお題「最近読んでるもの」 最近読んで良かった本はこれ。 川口由一、辻信一『自然農という生きかた』 (ゆっくり堂。23年9月) タイトルの通り、農業を営んでいる川口由一さんのお話を、辻信一さん(アクティビストであり文化人類学者)が聞くとい…

仕組まれた楽しみ

先日、お昼に天麩羅うどんを食べた。 なぜだか、朝から天麩羅うどんが食べたいと言う気持ちがもくもくと湧いてきたのである。もともとうどんも天麩羅も大好きなので、そういう気持ちが湧いてくることにふしぎはないのであるが、なぜいまなのかはちょっと分か…

自給とネットワーク

『食べもの通信』という月刊誌がある(食べもの通信社発行,合同出版発売)。その2023年2月号に載っていた記事,平賀緑さんインタビュー 「食料不安 解決は地域に根ざすつながりから」 を読んだ。 そこに見つけた文を紹介したい。(平賀緑さんは,京都…

ていねいに生活してみる

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 日々を過ごす,生きるということは,子どもの頃は遊ぶということだった気がする。そしておとなになってからは,それは,仕事をするということになった。そしていま,仕事もしているのだが,生きるというこ…

いろいろ

いろいろと,覚えるのは,からだ。脳ではない。 という気がする。

「たのしい」はゆっくりやってくる。わたしのベランダの森

わたしの家のベランダにある森を紹介したい。 「森」と言ってるのはわたしだけかもしれないのであるが,離れたところから眺めるのでなく,ぐぐっと近寄ってなかに入って眺めていると,まるで森の中にいるかのような気持ちになってくるのである。 写っている…

肉をハサミで切る

本日(2022年3月10日)の『東京新聞』朝刊にこんな記事を見つけた。 「生活雑貨メーカーのマーナが〈料理のハサミ〉を発売した」 「調理時に肉をハサミで切る人が多いことがわかり……刃先を細く薄くし、筋切りなど細かい作業をしやすくした」とのこと…

あけましておめでとうございます

2022年になった。 明けましておめでとうございます。 コロナ禍のため、「田舎に帰る」という、わたしのず〜〜っと続いてきた習慣が途切れてしまった。そうすると、年末年始のお休みというものを、一体どう過ごして良いものやら戸惑ってしまうのである。…

塀のなか大木の根は外にあり

高級住宅街を通ると、だいたいは高い塀が続いている。だからして、歩いていてもずっと塀を眺めることになるので、あまり楽しくはない。まあその塀の上からは木々や花などが顔をのぞかせていることもあるが、人の目の高さには延々と塀しか見えない。 散歩はだ…

スマホ見て本は無けれど読書の秋

最近の絶滅危惧種の絶滅の原因はスマホであることが多い。携帯電話は最近はスマートフォンと呼ばれているが、名前の通り基本は「携帯可能な電話機」であるから、これが普及すれば、その他の電話機が駆逐されるのは当然、時間の問題である。 実際、公衆電話は…

新酒飲み本を開けば夜も更けて

前回、大阪の小さな書店、隆祥館書店の二村さんという書店主の紹介記事について書いた。 kwsk.hatenablog.jp その記事には、こんな、小さな書店の抱える問題についての記述もあったのである。 「ランク配本という制度があります。本は取次という卸会社から各…

秋の雨本屋に入ればいつか晴れ

本日の『東京新聞』朝刊の「あの人に迫る」に、大阪の書店主が登場していた。わたしは仕事が本に関係する者なので、これは読まなくてはと思い、読んだところ、なかなかよかった。わたしにとってかなり感動的な内容であった。 記事のタイトルはこうである。「…

野のものは野に命ありて風薫る

わたしが最近読んで、とても良かったと思った本があるので、その紹介をしたい。 『命の意味 命のしるし』上橋菜穂子・齊藤慶輔著、講談社、2017年1月。 この本は、「野のものは、野に帰してやりたい」という言葉の意味を、それを物語という方法で考えてきて…

バイオマス発電できて扇風機

わたしは、再生可能エネルギーのことをこれまでに何度も書いてきた。基本的には、わたしは再生可能エネルギーには大賛成である。 その、再生可能エネルギーの一つに、「バイオマス発電」というものがある。「バイオマス」というのは、化石燃料以外の生物(バ…

雲が出てソーラパネルも昼寝かな

最近、「メガソーラー」と言う言葉がメディアによく出てきている気がする。大規模太陽光発電のことである。太陽光発電といえば、再生可能エネルギー(太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマスなど)であるからして、エスディジーズ=持続可能な開発目標(S…

風が吹く夫婦別姓白南風や

わたしが若い頃には考えられなかったことだが、いまや、ネット上に上がっていないものはない、というか、「ネット検索で引っかからないものはこの世に存在していないに等しい」らしい。「いや、ネット検索しても引っかからないものって、いっぱいあるだろう…

動く物皆生かされて万緑や

わたしは最近、植物のことを想っていることが多いのである。といっても、コロナ禍で出歩けなくて、わたしが植物になったような気がする、とかいうわけではない。 環境問題に関心が大いにあるということが大きな理由かも知れないとも思う。が、それは置いてお…

コロナ禍を離れる一夜夏芝居

わたしは、最近、芝居を見に行ってきた。満席だった。といっても、もちろんぎゅうぎゅう詰めというわけではなくて、三分の一くらいの席はもともと空けているようだった。 わたしが芝居を見に行くのはもちろんかなり久しぶりであったのだが、演じる役者さんも…

平日の散歩の自由風薫る

わたしは、今日は仕事を休んだ。で、ちょっと用事があったので、散歩を兼ねて外に出かけた。そう、平日の昼間に散歩をしてみたのである。いまは、風薫る季節である。とても気持ちがよかった。爽やかな風をうけながら、濃い緑を見たり、手で葉っぱをちょっと…

眩しきや花嫁立てり青芝に

わたしは、先日、結婚式に参列したのだが、なんと、お酒の出ない結婚式であった、という話をブログに書いた。 kwsk.hatenablog.jp こんな、お酒の出ないという結婚式は初めてであったのであるが、しかし、アルコールがないということ以外は、もう普通の、た…

夏の夜もお構いなしかオンライン

わたしは、昨日のブログに、コロナ禍での困ったことに、運動不足があるという話を書いた。で、今日ももうひとつ、コロナ禍での変化について書きたいと思う。 それは、オンラインの話である。わたしの運動不足の原因は、在宅勤務をするようになったために通勤…

梅雨どきの健康法や部屋歩き

コロナ禍で、わたしにとっての一番の変化はというと、マスクをするという生活様式になったということも大きいが、生活リズムの変化ということでは、「在宅勤務」であろうか。コロナ禍以前にも、自宅で仕事をするということがなくはなかった。が、まあそれは…

群れる鯵リーダーそれぞれの中にいて

わたしは最近、梨木香歩の『ほんとうのリーダーのみつけかた』を読んだ。 梨木香歩さんの本を読むのははじめてである。よく知られている本はきっと『西の魔女が死んだ』ではないかと思うのだが、わたしは読んだことがない。 さて、この本のカバーの袖には、…

入梅や スマホで知るは 二十代

わたしは、前回のブログで、電車の中で新聞や雑誌を読む人がほとんどいなくなった話を書いたが、それはすなわち、このような傾向へ進む、ということであろうということで、 「広告の主役も、新聞、雑誌から、テレビへと移り、いまやテレビからネットへと移り…

万緑の 山を剥がして メガソーラー

わたしは、ボランティアで自然保護活動をしている。だから、環境問題には大いに関心を持っているのである。 で、電力のことに関していえば、わたしは、再生可能エネルギーによる発電が良いと考えている。 風力とか、太陽光とか、バイオマスとか、地熱発電な…

五月雨や 珈琲楽しむ テレワーク

わたしの会社は東京都にあるので、通勤や仕事場での密を避けるために、在宅勤務(テレワーク)が推奨されたため、なるべく出社を減らして、在宅勤務をしようということになっている。で、その結果、だいたい週に2日くらいは在宅勤務をするようになって、い…

遠慮なく ひとり涼しく ソロキャンプ

内閣府の国際比較調査で、「家族以外で相談や世話をしたり、されたりする親しい友人がいるか」を尋ねたところ、日本は31%が「同性、異性のいずれもいない」を選んだとの結果が出たそうである。日本、米国、ドイツ、スウェーデン、の4カ国の60歳以上に…

見えないが コロナウイルス 夏嵐

わたしが暮らしている東京都では、ほんとうは今日で終わりだった予定の「緊急事態宣言」が延長されることになった。5月いっぱいということだから、なんと3週間も伸びてしまった。休業要請された施設は1か月以上の休業を余儀なくされるわけだ。これは、な…

おしゃれ

わたしは、おしゃれな人に憧れている。いいなあ、と思う。羨ましいなあと思う。それはつまり、わたしがからきしおしゃれがだめだからである。 でも、どうして、わたしはおしゃれが苦手なのだろうか。そして、おしゃれが苦手な人間になったのはどうしてなんだ…