だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

入梅や スマホで知るは 二十代

わたしは、前回のブログで、電車の中で新聞や雑誌を読む人がほとんどいなくなった話を書いたが、それはすなわち、このような傾向へ進む、ということであろうということで、

「広告の主役も、新聞、雑誌から、テレビへと移り、いまやテレビからネットへと移りつつあるはずである。いや、ひょっとしたらもうすでに広告の主役は、ネットに取って代わられているのかも知れない」

と書いた。

 

kwsk.hatenablog.jp

 

そういうことに関心を持っていたからだろうか、わたしは、こんなニュースを見つけた。なんと、「10代、20代の半数が、ほぼテレビを見ない」というのである。

これは、ほんとうなのであろうか。いや、なにも朝日新聞NHK放送文化研究所を疑っているわけではない。もちろん、調査結果は本当なのだろうが、その結果を、わたしが信じられないということなのである。

 

www.asahi.com

 

う〜む。若者の活字離れもテレビ離れも、感じてはいたし、ニュースでもときどき取り上げられて話題になっているのを見たり聞いたりしてはいたので、やっぱりそうなのかという思いはあるのではあるが、それにしても、30歳以下の若者の半分がテレビを見ないとは、わたしの予想をはるかに超えていた。

 

いまや週刊誌は、その内容を見てみるにつけ、ほとんど中高年以上を対象とした読み物と化していると思われるのだが、いまから10年後くらいには、テレビもそうなっているかも知れないと思わざるを得ない調査結果であると思う。いや、ひょっとしたら10年を待つことなく、その傾向は進むかも知れない。

新聞や雑誌は家の外で読み、テレビは家の中で見るという棲み分けで、なんとか共存ができていたのであろうが、スマホはほとんど24時間、それを持っている人を捉えてはなさない、ということなのであろうか。いまやスマホ一強である。

となると、こんどは、スマホでなにを見るか、何を見せるかという競争が始まるのではないだろうか、というか、もうすでにそれは始まっているのであろうと思う。

 

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入梅や スマホで知るは 二十代」 

わたしはやっぱり、新聞で知る世代かな。