わたしはかなり重症の五十肩になり、それをきっかけに、スポーツジムに入会する決心をしたという話を、以前に書いた。
入会する前は、スポーツジムというところは、「運動して痩せたい」という人が通うところだと思っていたので、通っている人は太っている人がほとんどだと思っていた。ところがどっこいであった。全然違っていて驚いた。スリムな人と筋肉隆々な人がほとんどだった。「え〜、こんな人はジムなんかに来る必要ないんじゃないの？」と思ったのだけれど、ジムに通っているからそういう体になったというのもあるだろう。それに、よくよく考えてみたら、ジムというのはカラダを鍛えるところであるんだよな。そういう意識を持った人はだいたい太っていない方が普通だということに気がついた。
これは、わたしにとって大いなる発見であった。そう、スポーツジムは体を鍛えるところであって、ダイエットのために通うところではないのだ。
まあ中にはわたしのように、運動はほどほどに、運動不足にならない程度に体を動かせれば良くて、それよりも、大きなお風呂やサウナが楽しみで通っている人は、数は少ないとは思うが、いると思う。街に銭湯が少なくなってしまったが、スポーツジムがあれば代用できるのだ。
これからジムが増えて競争が激しくなるやもしれないが、その際にはぜひとも銭湯の機能が充実していることを売りにしたジムが出てくることを楽しみにしたい。
（お風呂は自宅でも入れるが、サウナはそういうわけには行かないのだ。）
