だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

定食屋 大戸屋

わたしは、お昼ごはんは外食することが多い。中華料理屋さんとかベトナム料理店とか、ラーメン、洋食、蕎麦、カフェなどいろんな店に行のだが、よく利用する定食屋は大戸屋である。はっきりとした理由は自分でもよくわかっていないのだが、なんとなく気に入っている。もっともこのところ東京都に非常事態宣言が出たこともあり自宅勤務の比率が大きくなってきているので、以前に比べると大戸屋に行く回数もぐんと落ちている。が週に一回くらいは利用していると思う。

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さて、その大戸屋だが、なんとコロワイドという会社に買収されてしまった。昨年の秋のことである。コロワイドという会社についてはわたしはこの買収騒動がニュースになったのを見て初めて知ったのだが、呑み屋の甘太郎とか牛角という店の母体のようである。わたしはこの甘太郎や牛角を利用したことがないので、コロワイドについてなんとも判断がつかないと言えばつかないのであるが、経営方針として店の中でなく他で調理した料理を運ぶことによって価格を下げるという事があるようで、わたしはどうもそれには賛成できない。それぞれの店で調理してできたての料理を出してほしいと思う。それが大戸屋が大切にしてきたやり方だったのではないのかと思うのである。

コロワイドにすれば、大戸屋はその店内調理のおかげで他の定食屋に比べて価格が高騰してしまい赤字を出すようになったのだから、そのこだわりを捨てて値段を下げてお客さんが増えるようにしたいということなのだろう。しかしわたしからすると、それでは大戸屋は他の定食屋と同じになってしまうと思う。値段は安くできるかもしれないが味も落ちてしまうのではないか。いまの大戸屋はそうではないから、わたしをはじめとする大戸屋ファンは他の定食屋さんでなく大戸屋に行っているのだから、そこは残してほしいと思う。のだが、赤字から脱却するためには何かを買えていかないといけないこともまたそうなのであろうなあ。残念だがそこは認めるしかないと思う。

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もうすでに買収は成立してしまったのでわたしひとりが騒いでもどうともならないとは思うのだがとても残念である。が、いまのところまだコロワイド風にはなっていないと思われるのでせっせと通っている。でもそのうちいつかメニューが変わって値段が下がるときがきっと来るのだろう。残念だがその時わたしはどうしたらいいのだろうか。大戸屋に代わる定食屋って見つけられるのだろうか。不安である。だけれどこれまで大戸屋を十分楽しませてもらってきたのだから、もしそうなってもそれはそれで受け入れようと思う。大戸屋を利用する回数はぐんと減るかもしれないが、それでもいい。変わっていくことは止めようがないと思うし、わたしだって自分ではなかなか気がついていないと思うのだが少しずつ変わっていっているに違いないのだから、いいじゃないか。変化を楽しもう。そう、これがきっかけでひょっとしたらもっとお気に入りの定食屋が見つかることだってないとは限らない。いやきっと見つかるしそういう新たな定食屋が現れるに違いない。変わることを楽しもう。

 

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