だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

散歩

先日、「わたしは相当に重症の五十肩を患って以来、運動不足解消のために歩くことを始めたのだが、長続きしなかった」という話を書いた。散歩すらも続けられなかったというのはかなり情けないことだと思うのだが、事実なのだからしょうがない。

kwsk.hatenablog.jp

 

しかしだからといって、わたしは散歩が嫌いということはまったくないのだ。散歩は大好きである。とくに、知らないところをはじめてぶらぶらと歩くのは楽しい。これまでに見たことがない物にはもちろん、初めてみる景色にもお目にかかることができる可能性も多いにあるからである。

その点、すでに歩いたことのある道の散歩は少しつまらないような気がする。たとえいくら景色が良いことで有名な公園でも、はじめてのときはきっと感激すると思うが、3度め4度めとなると、だんだんつまらなくなると思うのだがどうだろうか。たとえば、岡山市にある後楽園なども、もちろんきれいに整備されていて池や芝生を見ながらの散歩は気持ちがいいとは思う。しかしそれだって同じ場所を何回も通っていると、そのうち飽きてくるのではないだろうか。季節が変わるとまた景色も少しは変わるとは思うのだが。

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(日本3名園の一つ、岡山の後楽園。岡山城が見えている。)

 

ところが、まったく初めて歩く道は、その道沿いに一体何があるのか知らないわけであるから、みるものすべてが新鮮であるはずだ。それがそんなにきれいに刈られていない植木だったり、古い家だったりするかもしれないが、でも初めてみるものなのだから、ああ、こんなところに随分古い家があるなあとか、この木はなんだろうとか、この花は何という花なんだろうかと思いを巡らせながら歩くことができるというものではないだろうか。良さそうな店があったりしたら、ちょっと入ってみるというのも、こういう散歩の大きな楽しみである。わたしはやっぱりこういう散歩の方に魅力を感じる。

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暖かくなってきたから、散歩の途中気に入ったところがあったりしたら、ゆっくりとお休みもできそうだし。

 

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