だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

コロナ禍に昼に営業夜店かな

先日のことである。わたしが、お昼ごはんを食べようと思って、どこのお店にしようかなと、きょろきょろとしながら歩いていたところ、いつもはこんな昼の時刻には空いていない、小さな店に暖簾がかかっていた。そう、営業しているのである。あれ、どうしたんだろうと、不思議に思って店の前に行ってみた。確かに営業していることを確認した。

この店は、営業時間は夜のみで、午後7時ころから、夜中の2時か3時ころまで営業しているお店だったのだ。だから、なかなか行く機会がなくて、昼にもやってくれるといいのになあ、などと思っていたのである。

そうか、東京都はコロナ禍の緊急事態宣言で、飲食店の営業時間は午後8時までという要請を出していたんだった。そんな時刻は、この店にとっては閉店どころか、開店時刻である。それで、しかたなく営業時刻の変更をして、昼に開店することにしたに違いない。

店長さんは嫌だっただろうが、わたしとしてはちょっとうれしい出来ごとであった。

もちろん、さっそく、わたしは店に入って、お昼を済ませることができた。めでたしめでたしであった。

 

もっとも、ほんとうは、やっぱり夜にゆっくりと店に行って、ビールなど飲みながら美味しく食べたいというのが、願いであるのであった。

早くその時がきますように。

 

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「コロナ禍に昼に営業夜店かな」

「夏の夜開けられなくて昼に開け」

「夜の店コロナ禍には昼営業」

空豆でお茶を飲む夜コロナ禍や」

「初鰹飲んで食べたやコロナ禍に」

「夜でなく昼に穴子かコロナ禍や」

「夜ならば蟻も踏まれずコロナ禍や」