だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

遠慮なく ひとり涼しく ソロキャンプ

 

内閣府の国際比較調査で、家族以外で相談や世話をしたり、されたりする親しい友人がいるか」を尋ねたところ、日本は31%が「同性、異性のいずれもいない」を選んだとの結果が出たそうである。日本、米国、ドイツ、スウェーデン、の4カ国の60歳以上に調査した結果らしい。

this.kiji.is

 

日本以外ではどうだったかと言うと、米国14%、ドイツ14%、スウェーデン10%、とのことである。調査した人数は5000人とのことである。

しかし、この記事では、調査の対象者は60歳以上ということしかわからず、男女比も、住んでいるところが都会なのか、地方なのか、ということもわからない。これだけの調査報告で、「日本の老人は、他の国に比べて孤独である」という結論を出すのはちょっと、わたしには納得がいかない。

もっとも、この調査結果だけでなく、たとえば、孤独死の割合が多いとか、近所付き合いが少ないとか、その他の要因なども合わせて、それらの結果として、「日本の老人は、他の国に比べて孤独である」という結論を下すのならば、納得するのにやぶさかではないのだ。そのへんはどうなんだろうか。どうせならば、そこまで掘り下げてほしいと思うのだ。

 

それからもう一つ。この調査結果から、「高齢者の孤独防止対策が急務となっている」というふうに記事には書かれているのだが、「孤独」って、対策が急務になるような、望ましくないことなのであろうか。わたしにはわからない。

というか、コロナ禍では孤独が推奨されているのではなかったのか? 孤独は安全なのではなかったのか?

 

f:id:foldingkayak:20210515000522j:plain

遠慮なく ひとり涼しく ソロキャンプ