だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

コロナ禍で変化したい

わたしは、コロナ禍による経済への影響、世の中の消費が減ったものと増えたものがあるが、それはなんだろうかというような話を少し前に書いた。

では、環境への影響はどうなのだろうか。昨年の夏ころには、中国などでは大気汚染がすごく少なくなったというニュースがあった。これは車やバイクを使っての人の移動が減ったことによるのであろう。また、飛行機の運行が大幅に減ったということもあって、地球全体の空気汚染も大幅に減ったというようなこともあった。

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これらは、いまはどうなっているのだろうか。飛行機の運行はいまもやはり減ったままだと思うが、車の使用が減ったという話は聞かない。混んだ電車を避けるためにひょっとしたらかえって増えている可能性もあるかもしれない。

まあ、全般に人間の活動が減っているとすると、それは自然環境にはよいことなのかもしれない。人間が何かをするとそれはだいたい環境を悪化させる方向に働くような気がするからだ。人工物を作るということはもうそれだけで環境にとってはあるべき自然の姿から遠くなるということだから。そして自力で歩いたり走ったりする方法以外の何らかの道具を使っての移動も、環境には負荷を与えていると思う。

よもや新型コロナウイルスが、自分たちの住まいでもある地球の環境悪化を食い止めるためにどこかから出てきたなんて言うことはないと思うが、このまま地球環境の悪化の進行が止まるようなことになったとすると、ほんとにそうだったのかと信じたくもなってしまう。

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もはや、こんな事態にでもならないと、人類は自分たちでは、環境の保全よりも経済優先の行動を変えることが不可能なのかもしれないと絶望してしまいそうになる。新型コロナウイルスがそのために出てきたとは思わないが、人間がこれをきっかけに、経済最優先の考えを改めることになるといいのだがと、わたしは思う。

 

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