だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

飲み込むのが苦手

わたしは、薬のカプセルなどを飲むのが苦手である。

子どもの頃は、薬ひと粒を飲むために、水をコップに3杯くらい飲まないと飲み込めなかった。いやほんとに、今でも思い出せるのだが、カプセルを口の中に入れてから、コップで水を口に入れて、ごくんと飲み込む。やれやれと思ったら、口の中にカプセルがなぜかまだある。水だけ飲み込んでカプセルは飲み込めていなかったのだ。あれ? と思いつつ、コップにまた水を入れてきて、今度はちゃんとカプセルの所在を確認して、水と一緒に喉を通るようにと思いつつ水をごくんと飲み込む。はあ〜、と飲み込んだ後に確認すると、またもや口の中にカプセルが残っていたりするのだ。今度こそはと、三度目ともなると、顔を真上に向けてカプセルを口の中で沈めて、のどちんこのところあたりに来るように確認する。そしてエイヤッと飲み込んで、やっとカプセルの飲み込みに成功する、という具合である。

わたしの喉は細いのだろうか?

いや、大人になってからはちゃんと一度でカプセルを飲み込めるようになっているのだから、喉が細いというようなことはないのではないだろうかと思う。だけど、思い出してみると、そういえば、いまでもなんとなく物を飲み込むのは苦手な気がする。やはりちょっと喉が細いのかもしれない。

 

これからは、お正月にお餅を食べるときはちょっと気をつけたほうがいいかもしれないと思う。お餅を喉につまらせて亡くなる人がいると、毎年必ずニュースになるが、そのうちの一人にはなんとなくなりたくないような気がする。まあ、好きなものを食べて死ねるというのは考えようによっては幸せかもしれないとも思ったりはするのだが、どうなんだろう。

どう死んだらいいのか、時にはそんな事も考えておいたほうがいいかもしれないなあ。考えておいたからといって、そのとおりに死ぬことができるかどうかはかなり怪しい気はするのだけれどね。

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