これは、ありそうでなかったアイデアだな〜、地下に作られた自動式の駐輪装置、ハイテク駐輪場である。
わたしがこのニュースを読んで最初に思ったのは、「素晴らしい!」ということと、「いままでなかったのか?」という疑問である。だって、車の自動式駐車装置ってあるのだから、自転車のそれがあっても不思議はないのではないか? と思ったのである。それとも、技術的に、最近になって可能になったことなのであろうか? あるいは、アイデアはあったが、経費がかかりすぎるというので没になっていたのであろうか? どうなんだろう。
駅前駐輪場と言っても、じつは駅からちょっと離れていたりすることが多いのだが、この駐輪場ならば、地上部分はほとんど場所を取らないから、駅のすぐ近くに作れるに違いない。利用者にとっては大変便利である。しかも台に乗せてボタンを押すだけでよいというのだから、駐輪の手間もかんたんである。これは便利だろう。
装置自体も、車のような重いものを乗せて稼働するということはないから、そんなに頑丈な必要もいらないだろう。ほんと、どうして今までなかったのかますます不思議である。
まあ、良いアイデアというものは往々にしてこんなものなのかもしれない。そう、実現してしまうと、まるでもうずっと前からそこにあったように感じてしまうアイデアというのは、つまるところみんなが潜在的に欲していたものなのである。