だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

映像は活字の敵か

わたしは、「映像は、活字の敵だ」と思っている。まあ以前に比べると今はそう思う度合いがかなり減少してきているのだが、でもやっぱりたぶんそう思っている。「敵」というのはちょっと大げさに表現したところもあるが、言い方を変えると、映像は活字を読むことを邪魔するものだと思うということである。映像って、じっと見ていないといけないので、時間がかかるのだ。しかも目を使うので、目が疲れる。これも活字を読むことへの邪魔になることである。

もちろん映像も楽しいものはあるし、知識は得られるし、考えさせられることがあるのだが、活字というか、本を読むことと比べると、時間がかかる割には知識や考えさせられる量(?)が少ないような気がするのだ。というか、こうやって書いていながら、でもどうして映像を敵だと思ってきているんだろうかと改めて考えてみた。もちろん、映像が嫌いだというわけなのではないと思う。ということはつまるところ、わたしは活字が好きだということなんだと思う。その、大好きな活字と付き合う時間を奪うものとして映像を捉えているということなんだなきっと。

じゃあわたしは映像を見ないのかというとそんなことはまったくない。テレビドラマも見ているし、ドキュメント番組は大好きである。そのうえ最近はパソコンやiPadYouTubeを見る時間が増えている気がする。これではますますわたしにとって映像が活字を追い払っているということではないか、ひょっとして。まずいではないか。でもでも、それは、YouTubeに見たくなるような映像が増えているということだと思う。このことは素晴らしいことなのではないだろうか。

映像も見て、本も読んで、という暮らしがしたいものだ。しかし目を酷使しすぎているかもしれない。そこんところは気をつけなくてはいけないな。