東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が会合で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と述べたというニュースを読んだ。
これは「女性はおしゃべりが多い」ということなんだろう。それは概ね当たっているとわたしも思う。わたしの周りのそんなに大勢ではない女性を見ての感想でしかないが、男に比べてよく喋るし、女性同士は割とすぐに仲良くなったりしているという印象だ。わたしはこれは女性のとても優れている面だと思っているのだが、森さんはそうは思っていないということであろう。森さんはあきらかにそれを否定的に発言している。「女性理事4割は、これは文科省がうるさく言うんでね」という発言もしたようで、合わせて聞けば明らかに女性蔑視の発言である。このような考えを持っている人がオリンピックの組織委員会の会長であってはいけないと、わたしは思う。
そういえば、以前こんなことも話題になったことがあったと記憶している。ある呑み屋では「女性だけのお客の入店は断っている」という話。なぜそんな事をするのかというと、「女性は男性に比べて呑まない食べないおしゃべりだけで長時間滞在するので」というのがその理由だと店主が言っていたのだったと思う（わたしの記憶違いかもしれないが）。その話を知った時は、ほう、そんなことを理由にお客さんを断る人がいるんだとまず驚いた。しかし、もしわたしが女だったら憤慨するなあ。ひどい店主だ、そんな店には行かないぞと男たちがみんな思えばその店主もそういうことをしなくなるのだろうが、その後その店はどうなったのだろうか。
