だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

青柳碧人『希土類少女』(講談社,2012年4月,本体1400円)を読む。

青柳碧人『希土類少女』(講談社,2012年4月,本体1400円)を読む。

 「希土類少女」ってなんなんだろう? と,この小説の存在を知ったときに思って,わたしは最近は小説はめったに読まないのですが,「希土類」という言葉に引っかかって,気になって読んでしまいました。わたしは「原子の周期表」が好きなんです。
 話は,希土類(レアアース),たとえばネオジムとかジスプロシウムを体から産み出す少女たちの暮らすところの話です。特別な少女たちですし,貴重な金属を産む人びとですから,国の管理下に置かれてしまうという話です。で,まあその,そういう特別な少女たちを隔離している施設の中での出来事の話です。
 小説なので,話の展開をあまり書いてはいけないと思いますので,このへんでやめておきます。