だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

「さようなら原発10万人集会」に参加した

 ここのところ,毎週金曜日の夜に首相官邸前に大勢の人が集まって,原発再稼働反対の意思表示をしているらしい。気にはなっていて,わたしも再稼働には反対なので,なんらかの意思表示がしたいと思っていた。しかし金曜日は仕事で遅くなることが多い曜日なので,参加できないでいた。

 そんな時に,この7月16日の「さようなら原発10万人集会」のことを知って,これには参加したい,と思っていたのだ。http://sayonara-nukes.org/

 12時半から始まるとあったので,それに間に合うように自宅を出て,千代田線で代々木公園に向かった。千代田線の車内はすでに「反原発」のステッカーや団扇を持った人がたくさん乗っていた。これは大変な人出になるかもしれないな,と思っていたら,車内放送で「代々木公園は駅の階段が大変混んでいるので,代々木公園に行く人は原宿で降りてください」とのこと。代々木公園で降りようと思っていたのだが,原宿で降りることにする。地上に出て会場に向かったが,ず〜と行列で,なかなか進まない。まあこれは予想通り。

 なんとか12時過ぎには会場の代々木公園サッカー場に着いた。ブルーシートを一面に敷き詰めたサッカーグランドはもうすでにほぼ満員状態であった。後ろの方に座って,鎌田實さん,坂本龍一さん,内橋克人さん,大江健三郎さん,落合恵子さん,澤地久枝さん,瀬戸内寂聴さんなどの呼びかけを聞く。途中ではあったが会場を出て,デモ行進に参加。30分くらい一緒に歩いたところで抜けて,遅い昼食をとって帰宅した。

 とにかく,自分の思いを行動で表明できて満足した1日であった。

 わたしは,とにかくこんなに地震が多い日本に原発を作ることには反対です。原発は,今回の福島原発事故でわかったように,ひとたび事故が起きるとほとんどどう仕様も無い事態になるわけです(これはすでにチェルノブイリ事故でもわかっていたことでしたが)。事故が起こった時に,対処の仕様が無くなる可能性のあるものはやはり作ってはいけないのではないでしょうか。そのことがはっきりしたチェルノブイリ事故のときに本当は原発廃止の方向性を出さなければならなかったのだと思います。

 そして,同時に,こんなにもエネルギーの消費を必要とする暮らしのあり方を変える方向を見つけなければならないのではないでしょうか。それがどんな社会なのか,わたしにはいまは想像できませんが,予想外な答えを見つけたいものだと思います。