だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

嘉田由紀子さんは,琵琶湖の調査をしていた研究者から滋賀県知事になった方だということは知っていましたが,この対談を読んで初めて,ただ水質の研究をしていただけではなくて,地域の人達といっしょに歩んでいたんだということを知りました。対談の中でこう述べています。

「私は国がだしたデータ,あるいは専門家がだ出したデータでも,生活者の目で見て,地域の目で見て,ちゃんと評価をして,必要な情報は必要,でもここは違う,と地域として声を上げることが大事だと思いますし,それが地方分権の始まりではないかと思います。/ヒトは環境と対話する社会的動物です」
と。
こういうことができる生活者でありたいと思います。