だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

2011-05-03から1日間の記事一覧

それと,元村さんとの対談なかに「仮説実験授業」が出てきます。

「昔,板倉聖宣さんが提唱した「仮説実験授業」というのはそれに近い。「こうなっているのはなぜか」という問題から始まって,仮説を立てたり実験したりして掘り下げていくなかで,一つ一つの法則にぶつかるというやり方」 とあります。たしかに提唱したのは…

ところで,元村さんがこんなことを語っています。

「科学ジャーナリズムの源流はどこかについて,多くの人が指摘するのは,1954年の第五福竜丸のビキニでの水爆実験による被爆という事件です。これを節目に,各新聞社がこの事件をどう伝えるかという問題にぶちあたり,科学がわかる記者を育てようと本腰を入…

佐倉さんは「まとめに代えて」のなかでこう述べています。

「日本の社会には世界観や思考方法としての科学は浸透していないが,生活の智慧としての科学技術は浸透しているーーというのが,対談を通してのとりあえずの結論である」これはまさに,嘉田さんが述べていることにほかならないのではないでしょうか。 生活の…

嘉田由紀子さんは,琵琶湖の調査をしていた研究者から滋賀県知事になった方だということは知っていましたが,この対談を読んで初めて,ただ水質の研究をしていただけではなくて,地域の人達といっしょに歩んでいたんだということを知りました。対談の中でこう述べています。

「私は国がだしたデータ,あるいは専門家がだ出したデータでも,生活者の目で見て,地域の目で見て,ちゃんと評価をして,必要な情報は必要,でもここは違う,と地域として声を上げることが大事だと思いますし,それが地方分権の始まりではないかと思います…

茂木さんとの対談の中で,編著者の佐倉さんはこう述べています。

「科学の研究を説明するとき,科学的な事実だけを伝えてもダメだということです。それがどういう問題意識のなかででてきたもので,人類史的にどういう位置づけなのかという物語をまとわせないと,社会には伝わらない。ドーキンスの「利己的な遺伝子」にして…

対談している12人は以下の方々です。

茂木健一郎(脳科学者,ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー,1962年東京生まれ), 浦沢直樹(漫画家,1960年東京生まれ), 児玉幸子(メディアアーティスト,電気通信大学情報理工学研究科総合情報学専攻准教授,1970年鹿児島生まれ)…

佐倉統編著『科学の横道――サイエンス・マインドを探る12の対話』(中公新書,2011年3月)読了。

佐倉統(さくらおさむ)さんと12人の対談集。 奥付によると,編著者の佐倉統さんは東京大学大学院情報学環教授とのことだが,「情報学環教授」ってなんなのか全然わかりませんね。どうして大学ってこんなに普通の人にとって訳の分からない名前をつけたがるん…

2011年05月03日のツイート

@yamaneco: 今夜も筍。茹で筍を焼いて食べました。筍の味が凝縮されて、すごく美味しかったです。 URL2011-05-03 23:07:54 via TwitBird @yamaneco: 以上です。長々とすみません。2011-05-03 21:51:45 via Twitter for Mac @yamaneco: あります。たしかに提…