だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

ところで,元村さんがこんなことを語っています。

「科学ジャーナリズムの源流はどこかについて,多くの人が指摘するのは,1954年の第五福竜丸のビキニでの水爆実験による被爆という事件です。これを節目に,各新聞社がこの事件をどう伝えるかという問題にぶちあたり,科学がわかる記者を育てようと本腰を入れ始めたんです。56年には科学技術庁がつくられて,官庁がつくられればそこに常駐する記者が必要になります。調べてみると,大手の新聞社の科学部はだいたい1954年から57年の間にできているんです」
とのことです。
科学ジャーナリズムの始まりが,原子力がきっかけだったとは知りませんでした。そしてまたまさにいま,原発の問題をどう捉えてどう伝えるかが問われているのですね。