@yamaneco: 以上です。長々とすみません。
@yamaneco: あります。たしかに提唱したのは昔ですけどね。しかしこれでは,いまは仮説実験授業が実践されていないかのような誤解を生じるのではないかと,ちょっと心配です。
@yamaneco: それと,元村さんとの対談なかに「仮説実験授業」が出てきます。「昔,板倉聖宣さんが提唱した「仮説実験授業」というのはそれに近い。「こうなっているのはなぜか」という問題から始まって,仮説を立てたり実験したりして掘り下げていくなかで,一つ一つの法則にぶつかるというやり方」
@yamaneco: 調べてみると,大手の新聞社の科学部はだいたい1954年から57年の間にできているんです」とのことです。
@yamaneco: これを節目に,各新聞社がこの事件をどう伝えるかという問題にぶちあたり,科学がわかる記者を育てようと本腰を入れ始めたんです。56年には科学技術庁がつくられて,官庁がつくられればそこに常駐する記者が必要になります。
@yamaneco: ところで,元村さんがこんなことを語っています。「科学ジャーナリズムの源流はどこかについて,多くの人が指摘するのは,1954年の第五福竜丸のビキニでの水爆実験による被爆という事件です。
@yamaneco: 生活の場からは嘉田さんのような人が,そしてジャーナリズムの世界では元村さんのような人がどんどん活躍してほしいと思います。
@yamaneco: 「日本の社会には世界観や思考方法としての科学は浸透していないが,生活の智慧としての科学技術は浸透しているーーというのが,対談を通してのとりあえずの結論である」これはまさに,嘉田さんが述べていることにほかならないのではないでしょうか。
@yamaneco: こういうことができる生活者でありたいと思います。佐倉さんは「まとめに代えて」のなかでこう述べています。
@yamaneco: 「私は国がだしたデータ,あるいは専門家がだ出したデータでも,生活者の目で見て,地域の目で見て,ちゃんと評価をして,必要な情報は必要,でもここは違う,と地域として声を上げることが大事だと思いますし,それが地方分権の始まりではないかと思います。/ヒトは環境と対話する社会的動物です」と
@yamaneco: 嘉田由紀子さんは,琵琶湖の調査をしていた研究者から滋賀県知事になった方だということは知っていましたが,この対談を読んで初めて,ただ水質の研究をしていただけではなくて,地域の人達といっしょに歩んでいたんだということを知りました。対談の中でこう述べています。
@yamaneco: 横道がなければ本道は存在できないのではないでしょうか。横道は本道を支えている部分だと思います。その支えているところを抜きにしては本道は語れないと思いますし,聞いている人も人間の物語として受け取れないのでは感動は少ないと思います。
@yamaneco: これには大賛同です。科学と言っても,なにか科学的事実がひとりで出現したりするわけではなく,そこには必ず発見したり発明した人間がいるのです。その人間の物語をきちんと語らなければいけないと思います。それは「科学的事実や法則」そのものからすると「横道」かもしれませんが,
@yamaneco: /今の科学コミュニケーションに対してぼくが不満なのは,科学を「わかりやすく」伝えるということに一所懸命だっていうこと。それではダメだと思う。「なんでこの科学が面白いのか」ってことのほうを説明しなくてはならないんであって,科学の中身をわかりやすくするのは限界がある」
@yamaneco: 茂木さんとの対談の中で,編著者の佐倉さんはこう述べています。「科学の研究を説明するとき,科学的な事実だけを伝えてもダメだということです。それがどういう問題意識のなかででてきたもので,人類史的にどういう位置づけなのかという物語をまとわせないと,社会には伝わらない。
@yamaneco: 東浩紀(批評家、1971年東京生まれ)。佐倉統さんは1960年東京生まれ。私は,茂木さんとか元村さん,黒田さんの本は読んだことがあったが,他の方々はお名前くらいしか存じ上げていなかったし,この本で初めて存在を知った方もいます。
@yamaneco: 牛場潤一(生命情報学者、1978年生まれ)、黒田龍之助(語学教師、1964年生まれ)、元村有希子(毎日新聞記者、1966年福岡生まれ)、小川眞士(理科教師、静岡生まれ)、三好春樹(生活とリハビリ研究所代表、1950年広島生まれ)、嘉田由紀子(滋賀県知事、1950年埼玉生まれ)、
@yamaneco: 児玉幸子(メディアアーティスト,電気通信大学情報理工学研究科総合情報学専攻准教授,1970年鹿児島生まれ),吉松隆(作曲家、1953年東京生まれ)、堀江敏幸(作家、1964年岐阜生まれ)、
@yamaneco: 対談している12人は以下の方々です。茂木健一郎(脳科学者,ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー,1962年東京生まれ),浦沢直樹(漫画家,1960年東京生まれ),
@yamaneco: 当然話題は対談相手に応じて多岐に渡ることになりますから,全然知らなかった話も読めて興味深かったです。
@yamaneco: そんなこととは関係なく,この本,とても面白かったです(それはそうですよね,情報学環教授って,べつに佐藤さんが名付けたわけではないのでしょうから)。科学の分野だけでなく,漫画家やアーティスト,作家,リハビリ専門家,知事など,いろんな分野で活躍されている方との対談です。
@yamaneco: どうして大学ってこんなに普通の人にとって訳の分からない名前をつけたがるんでしょうか? まるで,分かりやすいことは悪だ(もちろん大学にとっての)といわんばかりの名づけですね。とても税金で食っている人々のやるべき事とは思えません。いかん,話がそれてしまっています。
@yamaneco: 佐倉統編著『科学の横道――サイエンス・マインドを探る12の対話』(中公新書,2011年3月)読了。佐倉統(さくらおさむ)さんと12人の対談集。奥付によると,編著者の佐倉統さんは東京大学大学院情報学環教授とのことだが,「情報学環教授」ってなんなのか全然わかりませんね。
@yamaneco: dancyu5月号に揚げたて栃尾揚げを肴に呑める居酒屋は日本でここだけと紹介されている店が高田馬場にあるらしい。見てみると、どうも行ったことのある店かもしれないのだが、確認のために改めて行かなければならないと思っています。
@yamaneco: 行きたいかった. “@tokimekipulse: 伯楽星のほかに、久しぶりに木戸泉(千葉)、睡龍(奈良)、酔右衛門(岩手)を飲んだ。睡龍、何度か飲んではいたが、こんなに美味しいとは思わなかった。絶妙な熟成度。熟成環境でお酒は全く味が変わる。また行きたい市ヶ谷の「あて 煮込 肴」
@yamaneco: 先日、家族の誕生祝いに、『dancyu』5月号に紹介されているtrattoria29に行った。ソーセージと豚肉がとっても美味しかった。西荻窪にある素敵なお店です。店長の竹内悠介さんは知り合いの息子なのです。