だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

新幹線

JR東海に「エクスプレス予約」という制度があります。会員制で、会員になってクレジットカードをつくっておくと、東海道新幹線などの予約がパソコンや携帯から簡単にできるという仕組みです。
わたしは東海道新幹線に乗ることが結構あるので、この会員になっていて、重宝しています。
ところで、この会員向けのサービスに、アンケートに答えるとポイントがもらえて、新幹線の中で車内販売のコーヒーなどを買うときに使えるというのがあります。わたしは最近このアンケートサービスに参加して、新幹線の車内販売で300円のコーヒーを買うときに150円分のポイントを使って、「これで150円得したぞ」って喜んでいました。じつは今まさにその喜びの真っ最中だったのですが、コーヒーを飲んでいたら、ふと、こんな考えが頭に浮かび上がってきました。
「これって、わたしはまんまとJR東海の罠にはめられているのでは?」という疑惑です。
と言いますのも、このアンケートポイントを得るようになる以前は、わたしは新幹線の車内ではせいぜい自宅から持ってきたりキオスクで買ったりした水やお茶を飲むくらいしかしていないのです。それなのに、このアンケートポイントを得るようになってから、そのポイントを使わなければもったいないというので、通常ならほとんど必要としていなかったコーヒーなんぞをついつい買ってしまっているというわけです。コーヒーは300円で、一度に使えるポイントは150円分なので、コーヒーを買うたびに150円がわたしの財布から出ていっているのです。これってやっぱり罠ですよね〜?
しかしそうは言っても、アンケートに答えるという手間と時間をかけて獲得したポイントですから使わないのも悔しいですよね。一体どうしたらいいのでしょうか?

なんか考えてみると、これと同じような罠っていたるところにあるかもしれないですね。どうしても必要だというわけではないものをいかにして人々に買ってもらうかということを日夜考えて商売しているんですものね、多くの人々は。
もちろんわたしもその一員です。「本」って、生きていくのになければならない必需品ではないですからね。
でも、コーヒーを飲んで気分転換してまた元気に生きていくように、本を読んで元気を得たり、必要な知識を得たりしてもらえるような本を出していきたいと思っています。