だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

●朝の連続小説

本日(2007年7月19日木)の『朝日新聞』朝刊に,「どくしょ応援団 夏休み特集 みんなで〈朝連〉心のストレッチ」と題して,先生が学校の教室で毎日本を子どもたちに読み語る試みが紹介されていました。

そのものズバリの『朝の連続小説』(1と2,仮説社)の編著者である,児童文学作家の杉山亮さんをはじめ,実際に「朝の連続小説」を実践している学校の先生方へのインタビューや読みがたりを経験した子どもたちの声も載っていました。

私自身は教室で先生にお話を読んでもらった経験はないのですが,子どもの頃に寝る前に母親に読んで聞かせてもらったお話とその情景は,いまでもたいへんいい思い出として体に残っています。それがあったので,自分の子どもにもいろいろな絵本や物語を,寝る前に読んであげていたのですが,さて,それは子どもの心の中に残っているのでしょうか?
今度聞いてみようかな?

朝の連続小説―毎日5分の読みがたり

朝の連続小説―毎日5分の読みがたり


朝の連続小説〈2〉―子どもと楽しむおはなしの時間

朝の連続小説〈2〉―子どもと楽しむおはなしの時間

この新聞記事の中には,子どもたちに読んであげるのに向いている本がたくさん紹介されているのですが,実践している先生の一押しは,黒柳徹子さんの『窓ぎわのトットちゃん』(講談社)です。
これは,私も刊行されて少ししてから読みましたが,とってもおもしろかったのを覚えています。小学生達にとっても,自分たちと同じ年の子どもの話だから,とても興味を持って聞けるお話ではないかと思います。

窓ぎわのトットちゃん (1981年)

窓ぎわのトットちゃん (1981年)

●直木賞の松井今朝子さん
今年の直木賞を松井今朝子さんが『吉原手引草』で受賞したというのを新聞で読みました。わたしは,松井今朝子といえば『マンガ歌舞伎入門』を書いた人として認識していたので,「えー,小説を書いていたのか〜」と驚いてしまいました。

吉原手引草

吉原手引草


マンガ歌舞伎入門 (講談社+α文庫)

マンガ歌舞伎入門 (講談社+α文庫)