だいたいは日々のなんでもないお話

日々の記録というか、忘備録。本が好きです。

「擬態」

いま,『動物のふしぎな世界 植物になりたかった虫』(沢近十九一/構成・文,海野和男ほか/写真,熊田千佳慕/絵,国土社,1980年2月)という写真絵本を読んでいます。

 

「擬態」(ぎたい)って,ご存知ですか。昆虫などが草や木の幹や枝と同じような色や形をしていて,食べられたりしないようにする工夫のことです。

でも,ただ捕まらないように隠れるためだけでなく,逆に,自分以外の昆虫に似せたりすることもあるし,動物の体の色が,上のほうが色が濃く,下に行くに従って色が薄いのは,太陽の光が上からあたった時に,下の方は影になるので,そのようになっていると,光があたった時に全体として均一になって,目立たなくなるからだといいます。

いやー,ほんとに,生き物の生存競争のための工夫は,深いですね。知れば知るほど面白いです。