きょう,2月14日は「煮干しの日」である。
というわけで,本日の『朝日新聞』の「天声人語」欄には,「きょうはバレンタインデー,ではあるけれど,煮干しの日でもあるそうだ」という書き出しで,小林眞理子『煮干しの解剖教室』の話が載っている。
この朝日新聞の記者さんは,著者の小林眞理子さんの手ほどきで,じっさいに煮干しを解剖している。そして,「小さな魚でも,体のつくりは驚くほど私たち人間に似ている。この地球に暮らす同じ生き物なのだと,当たり前のことに感動してしまう」と述べている。そう,人間の体の中って,ほんとに,魚と同じなんである。大きな違うところといえば,水の中に暮らしている魚には,肺(はい)はないけれど,鰓(えら)があるということくらいか。人間もというか,いま陸に暮らす動物たちも,もとをたどればみんな魚なんだということが実感できるのである。そうでなかったら,こんなに似る必要はないはずだよなと,思える。
さて,煮干しといえば,日本の西の方に住んでいたわたしは,子どものころ,煮干しの頭を取るというお手伝いをさせられていたことを思い出す。そう,我が家では味噌汁の出汁は煮干しでとっていたのである。いま,わたしは東京に住んでいるのであるが,ここ,日本の東の方では,出汁といえば何が使われているのだろうか?
煮干しは,カタクチイワシを煮て干したものであるが,いまの日本では,長崎県や千葉県あたりでたくさん取れているようである。千葉でもたくさん取れているということは,関東地方でも出汁をとるために煮干しが使われているに違いないと思っている。じっさい,スーパーに行けば煮干しがたくさん売られている。みなさん使っているのでしょう。
きょうくらいは,煮干しを鍋の中に放り入れる前に,頭を取って頭の中に何があるか見てみようかな。そしてお腹の部分も手でほぐして,心臓や肝臓や胃を探してみようかなと思っている。楽しみである。